Once Bitten,Never Shy~言わずに死ねるか!~
日々の出来事言いたい放題。毒適量。
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧12月編~
073 リトル・ミス・サンシャイン☆☆☆☆ 12/27@シネクイント

072 あるいは裏切りという名の犬 ☆☆☆☆★ 12/22@銀座テアトルシネマ

071 愛されるために、ここにいる ☆☆☆☆ 12/16@ユーロスペース
 決して派手ではないむしろ地味な作品ではあるが、人生に疲れ果てた中年男性と結婚を目前にしているにもかかわらず満たされない気持ちを抱えた女性の、タンゴを通じての交流とともに、双方の心の襞、感情の揺れを静かなトーンで描き出す佳作。ラストのダンスシーンでは、今まで静かに溜まっていた感情が噴き出すようにグッとくるものがある。また、男とその父親とのエピソードもいいアクセントになっている。 

070 007 カジノ・ロワイヤル ☆☆☆☆ 12/9@新宿ミラノ2
 まさに"ジェームズ・ボンド・ビギニング"な作品。ラストはやや駆け足気味ではあったものの、それを補って余りある、"お色気"よりも"アクション"満載のドクドキワクワク感を満喫できる。また、若さ故の無鉄砲さで突っ走るジェームズ・ボンドをダニエル・クレイグがクールに演じている。次回作が楽しみだ。それと、クリス・コーネルが歌う"You Know My Name"もいい感じ。
 
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観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧11月編~
069 HOSTEL ☆☆☆☆ 11/28@シアターN渋谷

068 キング 罪の王 ☆☆☆★ 11/25@アミューズCQN

067 麦の穂をゆらす風 ☆☆☆☆ 11/24@シネカノン有楽町

066 UNKNOWN ☆☆☆☆ 11/23@シネクイント

065 ナチョ・リブレ 覆面の神様 ☆☆☆☆ 11/22@シネセゾン渋谷

064 SAW3 ☆☆☆☆ 11/18@TOHOシネマズ府中
 ソリッド・スリラー第3弾。今回の"ゲーム"の被験者は、息子を交通事故で失った父親と、その"ゲーム"を見届けるまでジグソウを生かしておかねばならない女医。はたして、今回の"ゲーム"の真の目的は?ということで、ラストにその真の目的が判明したときの腑に落ちる感覚は相変わらずさすがだ。
 また、今作は誰がジグソウか?ということではなく、早い段階からジグソウとアマンダが登場し、彼らの関係がハッキリし、過去2作でその末路が明らかではなかったキャラの末路が明らかになったという、様々な謎が明らかになった点でも非常に興味深い。それにしても、あのラストからすると、まだ"ゲーム"には続きがあるということで、次作(一説によると第5作まではあるとのことだが)が楽しみだ。でも、ああいうラストだと、どう次作に繋げていくのだろう?それも興味の一端。
 因みに、映像的には今作が一番エグイかも(笑)。それと、SLAYERを始めとする現代のヘヴィ・ロック・シーンを代表するバンドによるサントラも作風にマッチしている。
 
063 ブラック・ダリア ☆☆☆ 11/3@日比谷スカラ座
 う~ん、豪華キャストの共演は見応え十分なのだけど、どうも全体の構成と流れが今ひとつ噛み合わせが悪く、観終わってもあまりスッキリとはしなかった。同じエルロイ原作映画なら「L.A.コンフィデンシャル」の方が断然好きだ。

062 明日へのチケット ☆☆☆☆ 11/2@シネ・アミューズEAST
 ローマまでの長距離列車の社内の人間模様を、チケットをひとつのツールとして3人の監督が3つのシーンを描いた作品。そこで描かれる様々な人間模様は、可笑しくもあり哀しくもあり、心に何かを残してくれる、後味のとてもいい佳作だ。個人的にはケン・ローチが担当した3つ目のパートが好き。
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧10月編~
061 カポーティー ☆☆☆☆ 10/28@恵比寿ガーデンシネマ

060 サンキュー・スモーキング ☆☆☆☆★ 10/27@シャンテシネ1

059 キンキーブーツ ☆☆☆☆ 10/6@札幌シネマフロンティア
 休止した父親から倒産寸前の靴工場を相続したチャーリー。偶然ドラッグクイーンのローラと出会い、起死回生の一手として、ドラッグクイーン御用達のブーツ作製に乗り出し、成功を収めるまでの軌跡を、田舎町の偏見、衝突、和解等々の"お約束"を散りばめながら、テンポよくまとめて安心して観せてくれる元気の出る作品だ。ローラを演じたキウェテル・イジョフォーのドラッグクイーンぶりがサイコー。
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧9月編~
058 もしも昨日が選べたら ☆☆☆☆★ 9/30@みゆき座
 仕事優先で家庭を顧みないマイケルが手に入れた"万能リモコン"。これで人生をコントロールして幸せを手に入れられるかと思ったら、逆にリモコンにコントロールされ、ささやかな幸せさえも失って初めて人生で大切なものは何かを気付かされるという展開はいわばお約束的なものではあるが、とにかくテンポよく展開していくために物語に引き込まれ、ラストは思わずウルウル。笑い(クドいくらいの"交尾ネタ"に爆笑)あり涙ありの拾いモノ的な作品だ。アダム・サンドラーのコミカルな演技は絶品だし、クリストファー・ウォーケンの怪しげな店員モーティもハマってる。そして、ケイト・ベッキンセールはやっぱキュートだわ~。
 また、サントラにNAZARETH、T-REX、キャロル・キングなどが使われ、劇中ではAEROSMITH、LED ZEPPELIN、J.Geils Band、MISFITSのTシャツも登場するなど、音楽ファンのオタク心をくすぐる部分も満載。

057 イルマーレ ☆☆☆☆ 9/24@TOHOシネマズ府中
 韓国映画「イルマーレ」のリメイクではあるが、オリジナルをほぼ忠実になぞりながらも、独自の色も出しつつハリウッドらしい、よりすっきりとした分かりやすいまとめ方をしているかなと。いずれにしても、この手の映画で"過去を変えたら未来だって変わるぢゃん"的なツッコミは無粋以外の何モノでもない。あくまでも人生というのは、そこで生きる本人たちにとっての"真実"で成り立っているのだから。サンドラ・ブロックが何度か口にするセリフに呼応してか、劇中で流れるキャロル・キングの"It's Too Late"がなんとも心に沁みる。

056 弓 ☆☆☆★ 9/23@ル・シネマ1
 "老いらくの恋"と言うにはあまりにもファンタジックな寓話。キム・ギドク監督の世界観は相変わらずユニークだ。まったくセリフはないながら、老人と少女の関係に波風が立った後の嫉妬、憎しみの感情が渦巻くシーンは上手い。また、ラストの矢を空に放つシーンは、なんとも暗示的だ。

055 X-MEN ファイナル・ディシジョン ☆☆☆★ 9/21@日比谷スカラ座
 監督が変わったことの影響か、今までのシリーズ中最もエンターテインメント性が高く、十分楽しめたのは間違いない。オリヴィア・ウィリアムズやケン・ラングが顔を覗かせているのにも思わずニヤリ。エレン・ペイジは、「ハード・キャンディ」を観た後だけにね・・・(笑)。もっとも、、色々と詰め込みすぎで中途半端の感も否めない。過去2作でも貫かれていた"異能力者の哀しみ"という部分では、ローグにのみスポットを当てている、そんな気がする。
 それと、一番驚いたのが、"一匹狼"というイメージが強かったウルヴァリンの口から「俺たちはチームだ。」な~んてセリフが出てきたこと(笑)。それにしても、X-MENの"元リーダー"とも言うべきサイクロップスのあの扱いは酷すぎるんでないの?
 また、"シリーズ最終作"という触れ込みながら、エンドクレジット前、エンドクレジット後のあの思わせぶりなシーンを見せられると、まだ"次"がある、そんな気がするが。

054 マッチポイント ☆☆☆☆ 9/8@恵比寿ガーデンシネマ
 ジャズではなくオペラ、そしてNYではなくロンドンを舞台にした、ウディ・アレン監督が贈るラブ・サスペンス。作品全体の構成は決して目新しくはないものの、男と女の性、業について考えさせられてしまう余韻が残る作品だ。また、オープニングのテニスボールとラスト近くの指輪の対比が面白く、指輪の暗示するものがあっち方向に行くところがやはりウディ・アレンなのかなとニヤリとさせられる。
 出演陣では、スカーレット・ヨハンスンのセクシーさ、大胆さ、そして嫉妬深さが綯い交ぜになった好演が光る。さらに、刑事役でジェームズ・ネズビットが顔を出しているところもイギリスが舞台だからこそ。

053 グエムル 漢江(ハンガン)の怪物 ☆☆☆☆ 9/2@TOHOシネマズ府中
 「ほえる犬は噛まない」、「殺人の追憶」で、絶妙のセンスを発揮してきたポン・ジュノ監督が挑む怪物映画。といっても、その怪物が跋扈するだけでなく、そこには家族愛、環境汚染に対する警鐘、皮肉、そして反米感情的なもの等が織り込まれ、監督らしいセンスの一端は垣間見ることができるし、楽しめたのは確か。とはいえ、全体的な構成のバランスが今ひとつで、過去2作のような、観終わって心に深い何かが残るというところまで至らなかったのが残念。
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧8月編~
052 スーパーマン・リターンズ ☆☆☆☆ 8/26@新宿ミラノ1
 「X-MEN」の続編を降りてまでかどうかは知らないが、久方ぶりのスーパーマンを復活させたブライアン・シンガー監督の心意気が嬉しい。王道とも言うべき展開は、2時間半超という長尺を感じさせない。やはり、人類はスーパーマンを必要としているのだ。それと、ケヴィン・スペイシーの嬉々とした(?)悪役ぶりも貫禄たっぷり。

051 愛と死の間で ☆☆☆★ 8/25@シャンテシネ
 最愛の妻の最期に立ち会えず、心に穴の開いたままの男が、偶然妻の心臓を移植された、余命幾許もない女性を知り、今度はせめて心だけでも傍にいたいと願う、その気持ちが切ない。ラストは分かっちゃいるが泣けてくる。アンディ・ラウの1人2役もなかなか。

050 太陽 ☆☆☆☆ 8/21銀座シネパトス2
 第二次大戦末期の、人間としての昭和天皇の姿を、ときにはコミカルに、そしてときにはその心の内の苦悩を映し出すかのように描いている。天皇役のイッセー尾形がハマり役。というか、彼にしかこのような演じ方はできないだろう。この作品が、日本ではなくロシアの監督の手によって撮影されたということを、我々日本人はよく考えなければならないだろう。

049 ユナイテッド93 ☆☆☆☆★ 8/21@日比谷スカラ座
 9.11テロの傷痕が完全には癒えていない今、このような作品が撮られたということに驚嘆する。過剰な演出は一切排して、あくまでもそこで起こった事実を基に、生々しい管制現場の混乱、テロリスト、乗客乗員それぞれの視点からドキュメンタリー・タッチで描くその手法に、胸が塞がれる思いがする。最後まで生きる望みを捨てなかった乗客たち、そして遺された家族の気持ちに想いを馳せると涙が止まらない。 

048 ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 ☆☆☆★ 8/19@シネクイント
 THE ROLLING STONESの創始者でリーダーでもありながら謎の死を遂げたブライアン・ジョーンズの死の真相を描いたサスペンス作品というよりも、ブライアンを主軸に置いて、彼の周囲の人間模様とあの時代の空気を切り取った作品という捉え方ができるかもしれない。あの時代をリアルタイムで体験している人の感想を聞いてみたい。

047 ハード・キャンディ ☆☆☆☆ 8/5@シネマライズ
 "オヤジ狩り"、"援助交際"にインスパイアされたという、出会い系サイトのチャットで知り合った男と少女との心理戦を描いた密室劇。少女の真の目的は何なのか?二転三転する息を呑むような展開は何ともスリリング。少女を演じた主演のエレン・ペイジの演技がお見事。でも、"去勢"は勘弁して(汗)。
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧7月編~
046 ゆれる ☆☆☆☆ 7/16@アミューズCQN
 故郷の吊橋で起きた事件を通じて浮き彫りにされる兄の意外な一面、そしてそんな兄の姿に"ゆれる"弟の心理描写が上手い。弟役のオダギリジョーの好演もさることながら、兄を演じた香川照之の存在感たっぷりの演技が光る。7年が経過し、彼らの間に再び"吊橋"は掛かるのだろうか?また、この兄弟と同時に彼らの伯父と父である蟹江敬三と伊武雅刀の兄弟関係も興味深い。

045 ディセント ☆☆☆★ 7/15@シネセゾン渋谷
 6人の女友達の洞窟探検で起こる恐怖体験。こうした設定で主要登場人物が女性のみというのも面白いし、閉塞的な空間での迫りくる恐怖というのも定番ながら手に汗握る。もっとも、途中から化け物が出てくるジェットコースター・ムービーみたいなB級スプラッター映画に変わっちまった気も。隣の席のオネェちゃんたちはウルサイくらいにキャーキャー怖がってたもんな~(笑)。それはさておき、ラストは"ヒロインは死なない"の法則が崩れたってことかしら?

044 レイヤー・ケーキ ☆☆☆☆ 7/8@ユーロスペース
 それぞれが個性的な面々が入り乱れてのクライム・サスペンスは、ストーリー展開が分かりにくくなる嫌いはあるけれど、最後まで目が離せない。ギャングスターらしくない主人公がいよいよ足を洗うことになったラストに待ち受けるエンディングも"らしい"感じだ。ジョー・コッカーやROLLING STONESなどのサントラもイカしてる。
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧6月編~
043 初恋 ☆☆☆ 6/24@シネカノン有楽町

042 プルートで朝食を ☆☆☆★ 6/24@シネスイッチ銀座

041 フーリガン ☆☆☆★ 6/17@シネリーブル池袋
 どうしてもフットボールに馴染みの薄いアメリカ人×フーリガンという図式が?だったりするのだが、フーリガンというフィルターを通して自己を取り戻すアメリカ人青年を描いた作品と捉えればこれもありなのかな。もっともフーリガンの実態がこのようなものなのかは知らないけどね。

040 STAY ☆☆☆☆ 6/17@恵比寿ガーデンシネマ
 マーク・フォースター×デイヴィッド・ベニオフによる"イリュージン・スリラー"(なんだそりゃ?)。現実と虚構の迷宮にはまり込んでしまうかのようなグチャグチャ感を楽しめるかどうか、そして結末に納得いくかどうかでこの作品に対する評価は分かれるような気がする。でも、後で思い返せば、オープニング・シーンも含めて作品中の至るところに仕掛けられたキーを見逃さなければあの結末にも納得できるのではなかろうかと思う。ユアン・マクレガーとナオミ・ワッツ以上にライアン・ゴズリングの好演が光る。

039 インサイド・マン ☆☆☆☆ 6/11@TOHOシネマズ府中
 銀行篭城犯と警察サイドとの心理戦のスリリングな攻防。そこに野心的な弁護士をも巻き込みながら次第に明らかになる犯人たちの真の目的。ハリウッドを代表する俳優たちの熱演もさることながら、最後まで飽きさせない脚本もお見事だ。粋なラストには思わずニヤリ。

038 ダ・ヴィンチ・コード ☆☆☆ 6/10@TOHOシネマズ府中
 結局映画を観る前に原書の原作本を読了することができませんでした(汗)。良くも悪くもハリウッド映画。イエス・キリストに関する新説を巡るサスペンスを、2時間半という長尺を感じさせずに観ることができる脚本は上手いものの、肝心の謎解き部分が些か大味。それでもポール・ベタニーとイアン・マッケランの脇を固めるふたりの怪演を堪能するためだけにも観る価値あり。

037 GOAL! ☆☆☆☆ 6/3@TOHOシネマズ府中
 単なるサッカー映画というよりも、挫折しそうになりながらも自分の夢を諦めずに奮闘する主人公の姿に共感し、家族愛に涙する王道サクセス・ストーリーといった趣か。さすがFIFA公認だけあって実在のスター選手もゴロゴロ。ニューカッスル・ユナイテッドといへば「シーズンチケット」以来2度目の映画出演となるとなるアラン・シアラーでしょ。
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧5月編~
036 デイジー ☆☆☆☆ 5/28@TOHOシネマズ府中
 従来のキュートな雰囲気を振り払い、数奇な運命に翻弄されるヒロインを熱演するチョン・ジヒョンの今回の演技には十分及第点を与えられるだろう(それでも十分キュートなんだけどね(笑))。アンドリュー・ラウ監督のアクション部分とクァク・ジェヨン監督の"泣かせ"部分が上手い具合に噛みあっているかな。でも、この展開ならばあの結末しか考えられないとはいへ、何とも哀しすぎる。 

035 隠された記憶 ☆☆☆ 5/27@ユーロスペース
 誰かから覗かれているという心理的恐怖に追い込まれ、次第に疑心暗鬼に陥る人間心理。BGMを一切排することによりかえってその緊迫感を煽るミヒャエル・ハネケ監督の手法は相変わらずだが、どうも頭の中が整理できずに混乱してしまう。これも彼の狙いの内か?

035 ピンクパンサー ☆☆☆☆ 5/21@日比谷スカラ座
 ピーター・セラーズのイメージが強すぎるからか、今までリメイクされることのなかった「ピンク・パンサー」であるが、別にオリジナルに特別の思い入れがあるわけではない私には、これはこれでお気楽に楽しめるかな。ノークレジットのジェイスン・ステイサム、存在感あり過ぎ(笑)。
 
034 ナイロビの蜂 ☆☆☆☆ 5/20@TOHOシネマズ府中
 妻の死の真相を追ううちに辿り着く国家的な謀略。情熱的な"動"のイメージの妻と"静"のイメージの夫との対比、そして観終わって感じられるふたりの深い愛。アフリカの広大な大地の映像と共に見応え十分。主演のふたりだけでなく、脇を固めるビル・ナイとピート・ポスルスウェイトのベテラン勢も貫禄十分だ。

033 ブロークン・フラワーズ ☆☆☆☆ 5/6@シネリーブル池袋
 謎の手紙に導かれて自らの過去20年の人生を見つめ直すかのようなロード・ムービー。ドンの一挙一動が可笑しくも哀しい、まさにビル・マーレイの独壇場の作品だ。

032 戦場のアリア ☆☆☆☆ 5/3@恵比寿ガーデンシネマ
 第一次大戦中に起こった事実を基にした作品。音楽の持つ力、そしてクリスマスという特別な日は、戦場の兵士の心を和らげるのだろうか。その一方で、戦争というものは国家間の争いであって、戦場の兵士個人個人の争いではないということをあらためて思い知らされる。

031 メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー ☆☆☆☆ 5/1@SHIBUYA-AX(試写会)
 "何故メタルは嫌われるのか?"という切り口は興味深いし、監督の"メタルヘッド"度、様々なミュージシャンのインタビューにおけるコメントも面白い。結局は周りがなんと言おうともメタルを愛する気持ちを持つことが大切なのだ。でも、幾らライヴハウスでの試写会と言ってもあの大音響での上映は行き過ぎ。耳栓持って行って正解だもん(苦笑)。
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧4月編~
030 夜よ、こんにちは ☆☆☆★ 4/29@ユーロスペース
029 ぼくを葬る ☆☆☆☆ 4/29@シャンテシネ

028 リバティーン ☆☆☆★ 4/22@シネセゾン渋谷
 "時代の風雲児"とも言うべきジョン・ウィルモットこと第二代ロチェスター伯爵の破天荒で退廃的で破滅的な人生を、これを演じられるのは彼しかいないと思えるジョニー・デップが見事に演じている。彼の演技の幅広さに感嘆。そして、ロチェスター伯爵を囲む3人の女性たちの愛。それぞれの心情がなんとも胸に沁みる。また、当時のイギリスの空気を映し出すダークな映像もお見事。
 
027 メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 ☆☆☆☆ 4/17@恵比寿ガーデンシネマ
 唯一の"友"の最期の願いを叶えんとする男とその"友"を殺めた男のロードムービーであり、同時に真の"贖罪"とは何か?ということを問うた作品とも言えるのかもしれない。ラストのバリー・ペッパー演じるマイクの言葉が印象的だ。また、ギジェルモ・アリアガによる時間軸を巧みにずらした脚本も相変わらず上手い。

026 クライング・フィスト ☆☆☆★ 4/15@アミューズCQN
 年齢もバックグラウンドも異なるふたりの男の、自分の大切なもののためにボクシングのリングに立つまでの生き様を交互に描き、最後にリング上で交わりぶつかり合う。ボクシング・シーンもさることながら、チェ・ミンシクの役作りの上手さに感嘆。

025 好きだ、 ☆☆☆★ 4/8@アミューズCQN
 お互い好意を持ちつつも、「好きだ、」の一言が言えずに離れ離れになって17年。そして偶然再会を果たしたふたり。淡々と描きながらも、それぞれの胸の内が伝わってくる4人の主要キャストの好演が好印象。そして、空の映像も印象的。

024 春が来れば ☆☆☆☆★ 4/2@シネマスクエア東急
 寂れた炭鉱の町を舞台に、夢破れた中年男の心の再生が、冬から春に変わる季節の移り変わりと共に静かな余韻を残しつつ描かれていく秀作だ。何をやっても中途半端な中年男をチェ・ミンシクが好演している。また、坑道入口での"威風堂々"、ヒョヌの教え子ジェイルが海岸でヒョヌのかつての恋人ヨニにトランペットを聴かせるシーンなど、音楽的にも見所の多い作品だ。

023 マンダレイ ☆☆☆☆ 4/1@シャンテシネ
 ラース・フォン・トリアー監督の描く"アメリカ第2章"。黒人奴隷を圧制から解放し、彼女の理想と民主主義の教えを説かんとするグレース。しかし、最後に明示される真実に唖然とする。これはアメリカだけに限った話ではないのではないだろうか?続く"第3章"で、グレースは何処へ行くのだろう・・・?
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧3月編~
022 うつせみ ☆☆☆☆ 3/25@恵比寿ガーデンシネマ
021 ブロークバック・マウンテン ☆☆☆☆ 3/19@TOHOシネマズ府中
020 クラッシュ ☆☆☆☆★ 3/18@@ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ
019 Touch the Sound ☆☆☆ 3/11@ユーロスペース
018 力道山 ☆☆☆ 3/11@シネセゾン渋谷
017 県庁の星 ☆☆☆ 3/5@TOHOシネマズ府中
016 アブノーマル・ビューティ ☆☆☆★ 3/4@シアター・イメージフォーラム