Once Bitten,Never Shy~言わずに死ねるか!~
日々の出来事言いたい放題。毒適量。
2006/08/29 そりゃないよ、ウドーさん
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 って、タイトルには特に深い意味はないんだけど、今回はウドーさんの招聘で、CHEAP TRICK、3年ぶりの来日公演が決定した(前回はサマソニで、確か東京単独公演はなし)。

 で、東京公演のスケジュールというのが、10/13(金)@渋谷公会堂と、10/17(火)@東京厚生年金会館の2days。本来なら、リニューアルなった渋谷公会堂で観たいところなのだが、この日はもしかしたら当日券でフィオナ・アップルを観に行っちゃうかもしれないし、とすると、17日か。でも、15日にアンジェラ・アキを名古屋で観て、16日は有休だから、有休明けで仕事大丈夫か?自分(汗)。あと、火曜日は夜ガッコーだから、レッスン振り替えなきゃなんないし。でも、13日に突っ込んじゃうと、マジでライヴ4連チャンになっちゃうんだよね~。それなら中1日空けた方がよさそうだし。う~む、悩む。

 だいたいさ~、同一時期に色んなアーティストのブッキング集中しすぎだよ、ウドーさん。先にチケットを押さえたフィオナ・アップルの10/14の公演だって、結局FAIR WARNINGの唯一の東京公演と重なってるし。この辺りは、リスナーの好みが被っていないという判断の下にブッキングしたのかもしれないけど、見事に被ってるんだよ!私の場合は。

 被ってるといへば、クリマンも、MANDO DIAOの来日公演、こちらも見事にIRON MAIDENと同一週にブッキングしやがって、しかもどれも平日。こっちは間違いなく無理です(泣)。11月のROOSTERも、7月に一度観てるから、今回はパスかな・・・。てか、10月のアンジェラのZepp"追っかけ"ツアー、一体どれくらい経費が掛かるのか、恐ろしくてとてもとても計算できません(汗爆)。

 本日のお買い物>AVENGED SEVENFOLD 「CITY OF EVIL」、MANDO DIAO 「ODE TO OCHRASY」(以上CD)
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2006/08/26 CDショップ探索のススメ
 朝一で観た「スーパーマン・リターンズ」、これがもう、王道のヒーロー物路線を貫きながら、"人類にとってスーパーマンは必要なのか?"という命題を突きつけるのだが、当然の如く"人類にとってスーパーマンは必要"なのですよ。新人のブランドン・ラウスもそつなく好印象にスーパーマンを演じているし、敵役のケヴィン・スペイシーが、こういう言い方をしていいのか分からないけど、嬉々として(?)悪役を演じているような、そんな印象だ。

 そもそも今回は、「ユージュアル・サスペクツ」(アンジェラ・アキも大好きな作品に挙げていますね)以来となるブライアン・シンガー×ケヴィン・スペイシーという組み合わせだったから観たわけで、期待を裏切らない出来だったと思う。で、「ユージュアル・サスペクツ」は、9/8に再発でDVDがようやくリリースされる。今度は音声が5.1サラウンドになっていて、しかも1,500円とお買い得価格。既に過去にリリースされたDVDを持っているけど、あれは音声が5.1サラウンドではなかったから、買っちゃうかも。

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 映画鑑賞後、CDショップで色々漁っていたんだけど、2004年発表のHOTHOUSE FLOWERSの「INTO YOUR HEART」発見して即買い。最近までリリースされていたことすら知らなかったので、国内盤がリリースされていないこともあり、今入手できるのかな?と一抹の不安を覚えていただけに、何とも嬉しい。

 最近はネット通販だとかネットからのダウンロードとかでわざわざCDショップにまで出かけなくてもお気に入りのミュージシャンの音源が手に入るようになってきたけど、個人的には、こうしてCDショップで時間をかけながら色々と漁る行為が楽しい。だって、ネットだと、どうしてもピンポイントでしか探すことが出来ないように思えるけど、直に色々と漁っていると、「あ、こんなのも出てたんだ~。」とか、「そういや、このミュージシャンって、私のお気に入りのミュージシャンの○○が好きだって言ってたよな~。」とか、思わぬ発見があると思うから。そこから新たな音楽との出会いっていうのもあると思うんだよね。これは本を買うのも同じですね。そういうわけで、CDショップ探索出来る環境にある方は、是非。もっとも、それやってると、その分お財布の紐が緩くなってしまうのですが(笑)。

 本日のお買い物>HOTHOUSE FLOWERS 「INTO YOUR HEART」、MOTT THE HOOPLE 「ALL THE YOUNG DUDES」(以上CD)、打海文三 「ハルビン・カフェ」、小川勝己 「撓田村事件」、荻原浩 「神様からひと言」(以上書籍)
観ないで死ねるか!~2006年劇場鑑賞作品一覧8月編~
052 スーパーマン・リターンズ ☆☆☆☆ 8/26@新宿ミラノ1
 「X-MEN」の続編を降りてまでかどうかは知らないが、久方ぶりのスーパーマンを復活させたブライアン・シンガー監督の心意気が嬉しい。王道とも言うべき展開は、2時間半超という長尺を感じさせない。やはり、人類はスーパーマンを必要としているのだ。それと、ケヴィン・スペイシーの嬉々とした(?)悪役ぶりも貫禄たっぷり。

051 愛と死の間で ☆☆☆★ 8/25@シャンテシネ
 最愛の妻の最期に立ち会えず、心に穴の開いたままの男が、偶然妻の心臓を移植された、余命幾許もない女性を知り、今度はせめて心だけでも傍にいたいと願う、その気持ちが切ない。ラストは分かっちゃいるが泣けてくる。アンディ・ラウの1人2役もなかなか。

050 太陽 ☆☆☆☆ 8/21銀座シネパトス2
 第二次大戦末期の、人間としての昭和天皇の姿を、ときにはコミカルに、そしてときにはその心の内の苦悩を映し出すかのように描いている。天皇役のイッセー尾形がハマり役。というか、彼にしかこのような演じ方はできないだろう。この作品が、日本ではなくロシアの監督の手によって撮影されたということを、我々日本人はよく考えなければならないだろう。

049 ユナイテッド93 ☆☆☆☆★ 8/21@日比谷スカラ座
 9.11テロの傷痕が完全には癒えていない今、このような作品が撮られたということに驚嘆する。過剰な演出は一切排して、あくまでもそこで起こった事実を基に、生々しい管制現場の混乱、テロリスト、乗客乗員それぞれの視点からドキュメンタリー・タッチで描くその手法に、胸が塞がれる思いがする。最後まで生きる望みを捨てなかった乗客たち、そして遺された家族の気持ちに想いを馳せると涙が止まらない。 

048 ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 ☆☆☆★ 8/19@シネクイント
 THE ROLLING STONESの創始者でリーダーでもありながら謎の死を遂げたブライアン・ジョーンズの死の真相を描いたサスペンス作品というよりも、ブライアンを主軸に置いて、彼の周囲の人間模様とあの時代の空気を切り取った作品という捉え方ができるかもしれない。あの時代をリアルタイムで体験している人の感想を聞いてみたい。

047 ハード・キャンディ ☆☆☆☆ 8/5@シネマライズ
 "オヤジ狩り"、"援助交際"にインスパイアされたという、出会い系サイトのチャットで知り合った男と少女との心理戦を描いた密室劇。少女の真の目的は何なのか?二転三転する息を呑むような展開は何ともスリリング。少女を演じた主演のエレン・ペイジの演技がお見事。でも、"去勢"は勘弁して(汗)。
Angela Aki@国立代々木競技場第一体育館~J-WAVE LIVE 2000+6~(2006/08/20)
 今年の夏フェスも終盤戦。アンジェラ・アキ自身にとっても夏フェス3連チャンの最終日となるこの日のJ-WAVE LIVE 2000+6は、なんといっても、デビュー後初、3年ぶりにバンド・スタイルでのライヴを行うということが最大の焦点であった。私自身、アンジェラ・アキの"音楽"との出会いがバンド・スタイルでのライヴであったから、ピアノの弾き語りスタイルに移行してからも、またいつの日か、バンド・スタイルでのライヴを観たいと思っていただけに、10月のZeppツアーに先駆けて、ようやく今日観ることができると、本当に楽しみにしていた。

 もっとも、3年前は、とても小さなライヴハウスの小さなステージに、それこそ立錐の余地もないほどに機材が並べられ、窮屈な環境でのライヴ・パフォーマンスであり、現在とは周囲の環境も異なっていたし、アンジェラ自身のパフォーマンスもかなりの進化の度合いを見せているだけに、当時と今日のパフォーマンスとを比較することは何の意味もない。それ故、2003年の帰国後から「ONE」リリース前までを第1期、「ONE」リリース後から現在までを第2期、そしてバンド・スタイルが復活したこれからを第3期アンジェラ・アキと位置付けると(って、なんだかDEEP PURPLEやRAINBOWみたいだな(笑))、第3期の幕開けとして、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、その一点に興味が絞られたと言っても過言ではないだろう。それと同時に、今回は過去に発表したシングルや「Home」でもほとんどの楽曲に参加していたDs.村石雅行、B.沖山優司の両氏が脇を固めるのだから、セットリストも、今までの夏フェス仕様のセットから、バンド・スタイルに即したセットに少し変えてくる可能性もあるわけで、こちらについても期待が高まる。

 因みに、沖山さんの公式サイトで彼のプロフィールをチェックしたら、なんと、沖山さんってジューシィ・フルーツのメンバーだったのね!"ジェニーはご機嫌ななめ"ですよ。って、これがリアルに分かる人は、それ相応のお歳ですな(笑)。

 本日の会場となる国立代々木競技場第一体育館、通称代々木オリンピック・プールは、キャパ10,000人+αだろうか。当日券が出ていたこともあり、2階席までほぼ埋まっている。会場入りしてから友人とここでライヴを観るのはいつ以来だろうね?と話していたのだけど、どうやら1995年11月の再結成RAINBOW以来だということが判明。その前が同年10月のエリック・クラプトンで、さらにその前が1993年12月の"悪夢"のカヴァ・ペーか(爆)。でも、うちらの間で代々木といへば、1988年のWHITESNAKEだよね~と、私と友人が知り合う切っ掛けとなった内輪ネタで大いに盛り上がる(笑)。

 そうこうしているうちに開演予定時刻の15:30となり、タイムスケジュール管理が徹底されているフェスだけに、時間通りに本日のトップバッター、BONNIE PINKのステージが始まった。今回の出演者のメンツからすると、"格"という意味では絢香がトップバッターとなってもおかしくはないのだけど、今ノリにノッているBONNIE PINKをトップに据えることで、会場の空気を温めようという意図があるのかもしれない。もしかしたら、機材が多いから、セットアップとかの時間を考えて最初にしたってことかもしれないけど(笑)。

 案の定、BONNIE PINKがステージに登場すると、多くのお客さんが立ち上がって大きな歓声が上がる。1曲目はキーボードの前に腰掛けて"Evil and Flowers"だったが、2曲目に"LOVE IS BUBBLE"が演奏されると、場内は早くも盛り上がる。ボニーのパフォーマンスは、5月のMTVライヴと同様にゴージャスでキュートな(笑)、それこそ余裕綽々といった様相を呈し、彼女がトップバッターで正解だと感じた。ラストに"Heaven's Kitchen"ではなく彼女最大のヒット曲"A Perfect Sky"を持ってくるところもフェスならでは。30分という短時間ではあったが、彼女を初めて観るお客さんにも大いに印象付けるパフォーマンスであったと思う。

 BONNIE PINKのパフォーマンスが終わり、ステージ上ではセットチェンジが行われ、ステージ中央にグランドピアノを三角形の頂点とし、後方ステージ向かって左側にドラムセット(ワンバスでした)、右側にベースがセットされることで、次がアンジェラ・アキの出番だということが分かる。今回ステージの楽器の配置がどうなるのかなと思っていたのだけど、さすがにNIGHT RANGERみたいにすべての楽器が横一列とはなりませんでしたな(笑)。

 セットチェンジがスムーズにいったようで、16:10を少し過ぎた頃にはもう場内暗転、ステージ左手からアンジェラが登場すると、場内からも歓声が沸く。最近メディアへの露出が多く、認知度も高まっているのだろう。ただ、彼女が出てきたときだけ、お客さんが立ち上がらなかったから、まだしっとりとしたピアノの弾き語りというイメージが一般には強いのかもしれない。本日の出で立ちは5月の東京ワンマンで着用していたTシャツ。オープニングではステージ上には彼女だけで、椅子に座ってやおら引き出したイントロは、なんと"お願い"だった!

 やはりフェス仕様で少しセットを変えてきたのだろうか、この曲が終わると村石さんと沖山さんが登場、それぞれの持ち場につく。そこで、今度は"HOME"のイントロを少し弾いて、「こんばんは。アンジェラ・アキです!」と最初の挨拶。その間、「モニター、もう少し上げてもらってもいいですか?」と、スタッフに指示を出すアンジェラ。先日の池上本門寺のときもそうだったが、より良いパフォーマンスを行うためには、プレイする環境をしっかりと整えたいというプロ意識の現われと解釈してもいいだろう。

 そして、バンドが揃った時点で、さっきの"HOME"は単なるさわりかと思ったら、そのままホントに"HOME"を始めてしまった。これは結構意外だった。村石さんのドラムと沖山さんのベースは、決してアンジェラのピアノを邪魔しない感じで、割とCDのヴァージョンに近いのかもしれない。また、アンジェラの歌唱であるが、1曲目の"お願い"もそうであったのだが、今までと少し歌い方を変えてきているような、そんな印象を受ける。どちらかというと、中音域の部分を強調するような、そんな感じ。ただ、久し振りのバンド・スタイルということで、気負いがあるのか、気合い十分ではあるのだが、それと同時に少し力みも感じられたかな。

 2曲終えて最初のMC。今夜が夏フェス3連チャンの最終日であること、北海道のライジングはもの凄く盛り上がったこと、でも、北海道も広島も思い切り雨だったこと、雨が2日続いたので東京はどうだろうと思ったのだけど、案の定東京も雨だったことなどをまず話す。が、え、東京雨降ったっけか?それとも今降ってるの?でも、インターミッションで外を見たけど、雨が降った形跡がなかったので、どういうことだろ?って思っていたら、友人のうちのひとりの近所では雨が降っていたと言っていたので、どうやらアンジェラの周辺等で局所的に雨が降っていたようだ。さすがは"雨女"伝説健在だね(笑)。

 そうしたMCに続き、今夜久し振りのバンド・スタイルでのパフォーマンスに対する意気込みを語り、3曲目にもってきたのは、"Rain"ではなく(笑)、"ピアノ・トリオ"で演るなら最も聴きたかった"Santa Fe'"。これは圧巻だった。効果的に使われる赤い照明とともに、バンド全体のアンサンブル、ヘヴィなグルーブ感が素晴らしく、アンジェラの歌唱もようやくエンジンがかかってきたようで、伸びやかに、そして力強く、ときには歌メロを少し変えながら歌い上げる。1stヴァースと2ndヴァースの間では村石さんのドラム・ソロっぽいオカズが入り、そこにアンジェラのスクリームが乗るという、まさにバンドならではのパフォーマンス。比較する意味はないと前述したが、間違いなくバンドとしてのパフォーマンスが以前から格段に向上している。座って聴いているのは勿体無いとばかりに、全身でリズムを取る私。シンプルなピアノの弾き語りのアンジェラのパフォーマンスが好きだという人からは異論が出るかもしれないが、私はこういう"火花散る"ようなパフォーマンスが観たかったのだよ。個人的には本日のハイライト。

 続く"心の戦士"でも、膝をパン!とやるアクションを交えながら、力強さは変わらず、そして、5曲目の"MUSIC"はかなりの速いテンポ。一歩間違えると走り気味になってしまうところだったが、疾走感があったということで問題ないだろう。この曲では、とにかくアンジェラがノリノリ(死語)で楽しそうに歌っているのが印象的だった。サビの部分ではまたまたスクリームが入っちゃうし。今までピアノの弾き語りということで、すべてを自分で背負わなければならなかったアンジェラが、バンドというアイテムを再度手に入れたことで、そうしたすべてを背負うというプレッシャーから解放されたとでも言おうか、バンドでパフォーマンスを作り上げていくのだという意識の下、とにかく伸び伸びと、生き生きとプレイしてるな~と感じた。

 5曲終えたところで村石さんと沖山さんは退場。ステージにはアンジェラだけが残る。ちょっと意外だったのは、メンバー紹介がなかったこと。過去のバンドでのライヴでは、必ずメンバー紹介をしていたのだが、"気配りの人"アンジェラらしくない。もしかしたら、テンション上がりすぎて忘れちゃったとか(笑)。

 それはさておき、時間的にも次が最後の曲になるだろうというところで、本日2度目のMC。昨年メジャー・デビューを果たしてから、なかな上手く物事が回らなかった年末~年初にかけて書いた曲であり、会場にいるみんなも、壁にぶつかっても、自分を信じることを止めないで欲しい、信じる力が自由にするのだからというメッセージと共に演奏されたのは、当然の如く"This Love"だ。この曲で締めるのであれば、バンドよりも弾き語りが相応しい。この曲については、シンプルな形で演奏することで、そこに込められたアンジェラの想いがより伝わると思うから。このような広い会場でも、しっかりとその想いは伝わったと思う。

 今夜のパフォーマンスは、最初と最後をピアノの弾き語りとし、その間にバンドを入れるという構成で、これは、ピアノのイントロで始まり、ピアノのアウトロで終わる「Home」の構成を意識したわけではなかろうが、そうした構成にする以上、また、後半にノリのいい楽曲を組み込む関係もあって、"HOME"の位置も2曲目にしたということだろうか。また、弾き語りとバンドとを共生させることで、ステージ進行にメリハリが出て、パフォーマンスの幅も広がったように思う。勿論、あくまでも今夜のパフォーマンスは手始めであって、本格的にバンドと弾き語りの2面性を兼ね備えて迎える10月のZeppツアーにおいて、ファンは皆、間違いなく次なるステップに進んだ新しいアンジェラ・アキの姿を目撃するだろう。そのときは、是非、全身で彼女の紡ぎだす"音楽"を受け止め、そして感じて欲しい。彼女の紡ぎだす"音楽"には、それだけの価値があるのだから。

 とまあ、アンジェラ・アキのパフォーマンスも良かったのだけど、それに続く山崎まさよしの、アコギとパーカッションのみで、あっという間に観客を彼の世界に引き込んでしまう存在感、全身を優しく包み込んでくれるような元ちとせの圧倒的な歌唱力(それと、コブシの効いた"オブラディ・オブラダ"も良かったな~)も、とても素晴らしかった。やはり、ミュージシャンとしての基礎がしっかりしていてキャリアを積み重ねている人のパフォーマンスは勉強になる。アンジェラも、間違いなく彼らのパフォーマンスから学ぶ点が多々あっただろう。

 そんな彼らに続いて登場したのがChar、奥田民生、山崎まさよしによるユニット、三人の侍。てっきり、彼らが今夜のトリだと思っていたから、ちょっと意外な気がした。もっとも、これはあくまでも正式なバンドではなくユニットであるからして、ヘッドライナーというよりもスペシャル・ゲスト的な扱いなのかもしれない。

 オープニングとエンディングののSEは上条恒彦の歌う「木枯らし紋次郎」の主題歌"誰かが風の中で"(どっかで聴いたことのある歌だよな~と、そのときはタイトルがパッと出てこなかったんだけど、後で調べたらこれでした)と、何ともシャレが効いている。そのパフォーマンスも、「~でござる。」という侍言葉(?)を駆使したMCや、"Hotel Califrnia"のサビの部分を"Welcome to Hotel 代々木体育館"と替え歌にして歌ったり、"エレクトリックおばあちゃん"では、我々の世代にはドンピシャのネタを散りばめたりと、もう爆笑モノではあったのだけど、それもこれも、例えば"Come Together"他の楽曲における素晴らしいアンサンブルに見られるように(Charのボトルネックでギターを弾きまくる姿もめちゃくちゃカッコいい!)、ミュージシャンとしての土台がしっかりしているからこそ、これらの"遊び"の部分が生きてくるわけで、トータルの意味でもまさにプロフェッショナルなパフォーマンスであった。

 それと、ラストでは「知っている人は一緒に歌ってください。」と、故坂本九の"上を向いて歩こう"で締め括るというのも粋だ。一緒に歌いながら、ほとんど諳で歌える自分を発見して驚いたのだけど、やはり、真の名曲というのは、世代も時代もジャンルも超えて歌い継がれていくものだと、あらためて実感した。現代の、妙に世代、ジャンルごとに細分化されてしまった音楽業界で、こうした名曲が生まれる余地はあるのだろうか?と、一抹の不安を覚える。

 三人の侍の素晴らしいパフォーマンスで大いに盛り上がった後の、今夜のトリを飾るのは、バンド結成10周年を迎えたくるり。ということは、トップはデビュー10周年を迎えたBONNIE PINKということで、10周年つながり?とまあ、そんなことはないだろうが、彼らの楽曲は今まで聴いたことがなく、試しに先日発売されたベスト・アルバムを購入して聴いてみたのだが、サウンド的には私の好みとは少し異なるようだ。でも、ライヴに定評のあるバンドという評価も耳にしているだけに、CDとライヴは別モノということで、それに9月のベリテンライブ2006にも出演するだけに、まずはそのパフォーマンスを観ておきたかった。

 オープニングのSEがスメタナの"モルダウ"だというところが、なんかメタルっぽいよな~などと思いつつ、ライヴで聴くそのサウンドは、CDで聴くよりも遥かにヘヴィだ。演奏力もしっかりしてるし、パフォーマンスも安定している。これはなかなか面白い。ベリテンライブであらためて観るのが楽しみだ。

 ということで、全7組、約5時間半に渡るJ-WAVE LIVE 2000+6は、盛況のうちに幕を閉じた。他の2日に比べても、個人的にメンツが好みだったし、どの出演者もプロフェッショナルなパフォーマンスを見せてくれたのが嬉しい。こうしたフェスで色々なミュージシャンのパフォーマンスを観ることで、より深く音楽を掘り下げることができるのかもしれない。何とも有意義な一日だった。

 それにしても、ライヴの後に友人たちと食事をしながら、10月のアンジェラのZepp Fukuoka公演に参戦する友人の"ああ勘違い"が発覚したのは焦っただろうな~(謎笑)。一瞬酔いが醒めたように見えたけど(笑)。

SET LIST
01.お願い
02.HOME
03.Santa Fe'
04.心の戦士
05.MUSIC
06.This Love

※アンジェラ以外の出演者のセットリストはこちら。
2006/08/18 好対照な新宿の夜
 学生時代の友人が、7年間の大阪勤務を終えて、こっちに戻ってきた。それならば、東京組で集まろうぜと、新宿に集合。待ち合わせ場所は、学生時代と同じ新宿駅東口交番前。な~んにも進歩してやおりません(笑)。でも、大勢いる学生さんたちのグループには居酒屋のオニィちゃんが声掛けてくるんだけど、何故か私には声を掛けてこない。やっぱりそういうお店は若者向けで、おやぢ向きのお店ではないんだろうな~(汗爆)。

 今夜の一次会のお店は新宿駅至近の「Waza」。へ~、最近は新宿で飲むことがほとんどなくなったから知らなかったけど、こんな小洒落た雰囲気の店ができたんだ。お料理もポトフ盛り合わせとか日向豚の炭火焼とか野菜といわい鶏の生春巻とか鮪のグリルとか、どれも美味。日本酒をワイングラスに注いで出してくれるのも面白い。でも、オネェさんに日本酒を溢れるくらいになみなみと注いでねってリクエストするのは止めようよ(爆)。居酒屋ぢゃないんだからさ(笑)。

 二次会は南口の後輩クンが行きつけの雑居ビルの5階にある「サムライ」というバー。入口を入ると招き猫が迎えてくれる。店内にはそれこそ至る所に招き猫が・・・。店内にはジャズが流れ、BGMと店内の雰囲気が対照的なのが面白い。それにしても、同じ新宿なのに、一次会と二次会の店の雰囲気のあまりの違いに、やっぱり新宿は奥が深いわと、意味不明の感想を抱いたりして。

 ここで途中参加の友人が到着。何故一次会には来られなかったのかについての真相が分かり、一同妙に納得(謎笑)。彼は現在起業目指して奮闘中なのだけど、そのプロジェクトの話やそれについてのこちら側のコメントなど、私を除いて酔いが回るにつれ口も滑らかに。あ、なんか寝てるのもいるし。なかなか面白い興味深い話が聞けた。やっぱ、いつも遊んでいる連中もそうだけど、みんな異業種の連中だけに、話を聞いているだけでも面白い。そんなこんなで新宿の夜は更けてゆくのでした。

 本日までのお買い物>AIMEE MANN 「LOST IN SPACE」、「FORGOTTEN ARM」(以上CD)
2006/08/17 疚しいのはお前だけじゃない@中野ザ・ポケット
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 先日の記事でも紹介したとおり、私の友人が主宰するBen-Croftの第10回公演「疚しいのはお前だけじゃない」を観てきた。会場となる中野ザ・ポケットは、JR中野駅南口から徒歩約5分程の住宅街の中にある。友人にチケットをお願いしていたので、受付を済ませてチケットを受け取ると、3列目の好位置。ステージ上は至ってシンプルなんだけど、ここにセットがどう組まれるのか、興味がわく。開演時刻間際に黒子から大衆演劇の楽しみ方のレクチャーも含めての諸注意が。ほほ~、上演時間は2時間10分ほどなのか。かなりの長丁場になりそうだ。

 そして、いよいよ開演。暗転と同時にステージに大道具がセットされる。今回は場末の温泉街を舞台に、大衆演劇の世界をモチーフにして、旅芸人の一座の座長が引退をするということで、その跡目についてのドタバタに、何故か刑事が入り込んできたり、記憶喪失の青年が絡んできたり、そして"瞼の母"ならぬ"瞼の父"だったりと、ベタな展開(このベタベタ感が結構好き)も含めて色々な要素が組み合わさったもの。

 さらには、とあるシーンでは思わず客席から大きな拍手が沸いたりして(だって、あの芸を見せられたらそりゃ感嘆しますってば)、観客参加型っぽい雰囲気もあったりして、特に中盤から後半にかけての流れは勢いがあって一気だったような気がする。なので、2時間超という長丁場を長いと感じさせずに最後まで楽しく観られたのはよかった。あと、途中で黒子から用語の説明なんかもあったりして(その後のオチは、まさにお約束)。座長役の友人も、当然ながら、普段の彼とはまた違った面を見せてくれたしね。

 ただ、日替わりゲストのパートは、"あいうえお作文"はまだいいとしても、なんかゲストのお芝居の宣伝みたいになっちゃって、余計だったような気もするね(日替わりゲストのパートは、常にこのネタなんだろうか?)。

 因みにその友人というのは、約20年前にNHK銀河テレビ小説「たけしくん ハイ!」で、ビートたけしの子ども時代を演じていた彼です。って、これがリアルに分かる人は、少なくとも30代後半以上かな?(笑)
2006/08/14 ホントに全曲演ったんだ・・・
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 アンジェラ・アキが名古屋→徳島でライヴを敢行した8/12、13の両日(参加されたファンの皆さん、お疲れさまでした)、東京(というか千葉?)と大阪で開催されたSUMMER SONIC 06において、METALLICAがかねてから噂されていたように、1986年発表の傑作アルバム「MASTER OF PUPPETS」を全曲演奏した模様だ。アルバム発表から20周年を記念してということなのだろうか?当時は「スラッシュだぁ~!?ケッ!」などと言ってはいたものの、このアルバムを聴いて腰を抜かした記憶があるだけに、熱烈なMETALLICAファンではないものの、その場に居合わせたかったという想いを強くする。はぁ~、激しく後悔。とはいへ、METALLICAが千葉マリンで演奏した12日(翌13日は大阪)は、具合悪くして寝込んでたから、どの道行けなかったんだけどね。

 METALLICAといへば、アンジェラ・アキのお母様が、ハワイの寿司屋でカーク・ハメットに遭遇したという話は一部では有名な話だが、私も1993年だったかな?彼らが"ブラック・アルバム"での単独公演("ブラック・アルバム"をリリースした1991年は、東京ドームでのカウントダウン・ライヴだった。大晦日に大勢で"ダ~イ!ダ~イ!"と叫ぶのって、何とも縁起悪(爆))で来日を果たした際、新宿の某大手輸入CDショップのメタル・コーナーでCDを漁っていたとき、なんか隣に小汚いデカイ外人とちっこい外人がいるな~と思ってふと隣を見たら、それがジェイムズとラーズだったという(爆)。ふたりとも、Gジャンにテンガロン・ハットみたいな出で立ちだったような記憶が。いや~、マジで焦りましたよ。なんでお前らここにいるんだよ?みたいな。あの当時は、今みたいに小奇麗ぢゃなかったし、ジェイムズなんて威圧感満々だったから、ビビッてとてもとても話しかけるなんてできなかったですもん(もっとも、オフの時間を邪魔するような、そんな無粋な真似はしたくないしね)。ホント、コワかったです(笑)。

 話は逸れるけど、2001年にBON JOVIが「CRUSH」による2度目の来日公演を果たした際、諸事情で大阪公演を観に行くことになり、新大阪で下車したら、同じ新幹線にBON JOVIのメンバーが乗っていたみたいで、思い切りホームで彼らと遭遇しちゃったっけ。あのときも、まさかこんなところにBON JOVIが!って思いが強くて、固まってしまって手を振ることしかできなかったもんな~。そういう突然の事態に弱いのですよ、私は(苦笑)。

 閑話休題

 先日の記事で、LOUD PARK 06とアンジェラ・アキの名古屋公演とどちらを取るか?みたいなことを書いたのだけど、LOUD PARKの方は、早くも2日券がSold Out。ってことは、1日券もそろそろなくなる様相を呈しているようだ。現時点では、DIOとSLAYER以外にやっぱり"これ!"っていうメンツが発表されていないだけに(どちらかというと、14日の方がトータルでは面白そう。でも、この日はフィオナ・アップルなので)、こりゃ名古屋行ってアンジェラ・アキかな~という気持ちがほぼ固まりつつある今日この頃です、マル。
2006/08/10 Angela Akiが"歌う"理由
 8/6(日)は、19:00から「トップランナー」の再放送(高校野球が長引いて、放送休止になるんぢゃないかと一瞬焦ったぞ(笑))、そして23:00からは「情熱大陸」と、まさに"アンジェラな"一日だった。

 その「情熱大陸」の中で非常に興味深かったのは、アンジェラの「(私の)歌を聴いてくれる人がいる場所だったらどこでも行く」、「歌っている時が、一番自分の居場所」、「私がいて、聴いてくれる人がいて、そこの間にあるものが"HOME"」、「私の声、口とあなたの耳、それは心でつながっている」という言葉。そこにあるのは"歌うこと"への大いなる渇望。それ故彼女は歌うことを決して止めないし、本当にこの人は歌うことが好きなんだと思わずにはいられない。

 そんな彼女の発言から、彼女の求める"つながり"というのは、あくまでも彼女の"音楽"を通じての"つながり"であるということがよく分かる。それは、例えば、基本的には自分に向けて歌っているというアンジェラの歌に自らの姿を重ね合わせて、自分ならどうする?自分はどう感じる?と、聴く者それぞれが自身の心の奥底を覗き込んで自己と向き合うということかもしれないし、アンジェラの楽曲だけでなく、彼女がカバーした楽曲、影響を受けたと公言しているミュージシャンたちの楽曲を聴き(この場合、必ずしもそれらのミュージシャンの楽曲を好きにならなければならないということではない)、彼女の生み出す音楽の"源"となっているのは何なのだろうか?と思いをめぐらし、そこから段々と枝葉を広げて、ひいてはより広範囲の音楽を聴く愉しみを見出すということなのかもしれない(アンジェラ・アキに限らず、自分の好きなミュージシャンの音楽"だけ"を聴いていればいいというスタンスでは、決してそのミュージシャンの本質に迫ることは出来ないと思うんだ)。

 私が思うに、この"つながり"というのは、あくまでも内面的な部分での"つながり"であって、決してアンジェラが着用しているメガネやTシャツ、アクセサリーのブランドがどこだとかという表面的なもの(そんなもの買う金があったら、彼女が影響を受けたミュージシャンのCD買うでしょ、フツー。もっとも、私も彼女がAC/DCやFLEETWOOD MACのTシャツを着ているのを観たときは思い切り反応してたから、人のことは言えず(爆)、あくまでも自己反省なんだけどさ)や、ライヴにおいて周囲の状況や迷惑を顧みずに自己満足な絶叫を繰り返す(本当に心の底から素晴らしいと思って自然と叫んでいたというのならともかく、単に"叫ぶ"ことが目的となってしまったら、それこそ本末転倒でしょ?これまた自らの過去を振り返っての自己反省です、ハイ(滝汗))ということではないはず。そうしたことも踏まえた上で、以前に書いたように、いつまでも"成熟した"ファンでありたいと思う。

 ところで、「トップランナー」や以前放送されたNHK福岡のローカル番組の中でアンジェラのことを"彗星の如く現れた"という表現をしていたが、とんでもない!アンジェラが3年前に帰国してから、それこそ50人とか100人も入れば満員になるような小さなライヴハウスでひたすらライヴを重ね、ライヴを重ねるたびにどんどん進化成長していった姿、そしておそらく口コミでその実力、評判が広まったのだろう、回を重ねるごとに動員数が増えていった様、さらには「ONE」リリース後も止まることなくひたすら色々なところを地道に回って"生"の歌声を届けてきた姿を目の当たりにしているだけに、彼女は決して"彗星の如く"シーンに登場したのではなく、ゼロからスタートして、そして歌うことで自ら道を切り開いてきたのだ。だからこそ、アンジェラ・アキはこれからも歌うことを止めないだろうし、歌うことでさらに前へと進んでいくことだろう。

 それにしても、「情熱大陸」O.A.後の反響は凄かったらしく、「Home」の売上が例えばAmazonで78位→1位、オリコン・デイリーチャートでも3位にジャンプアップ(8/7付)と、メディアの影響力の大きさをあらためて思い知らされた。それ以上に驚いたのが、8/8付オリコン・デイリーチャートでSLAYERのニューアルバム「CHRIST ILLUSION」が初登場10位に食い込んだということだったりするのだけど。そいつはすれいや~(スゲェや~)って、お後がよろしいようで(滝汗)。そういやMANDO DIAOのニューアルバムもリリースされたんだよな~。買っとかなきゃ。
2006/08/04 真夏の夜のRAINBOW~Tribute to RAINBOW@東京芸術劇場~
 私がロックを聴くようになった"原点"がRAINBOWであるということは、既にこのblogでも書いていることだが、そのRAINBOWの楽曲をオーケストラでアレンジし、しかもVo.としてゲストにジョー・リン・ターナーを迎えるという、何とも魅力的な組み合わせ。BURRUN!誌でも語られているとおり、クラシックの楽曲と同じで、RAINBOWの楽曲をこのようにして演奏していくことでその素晴らしさを再認識し、後世に語り継いでいくという意味でも意義のあるイベントであるだけに、迷わずチケットを取った。

 会場となる池袋の東京芸術劇場大ホールはキャパ2,000人程であろうか。とにかく幅広い年齢層、そしてRAINBOW関連だけでない様々なバンドのTシャツのお客さんが集まっている。本日の席は1階11列目真ん中ブロック。オーケストラの演奏を聴くには絶好のポジションだ。ステージ上方にはパイプ・オルガンが設置されている。

 開演予定時刻に新日本フィルの面々が配置に付き、本日のコンサート・マスター豊嶋さんが姿を現すと拍手で迎えられる。更に、指揮者の竹本泰蔵氏が登場し、一段と大きな拍手が沸き起こる。そして、RAINBOWのライヴと同じようにドロシー少女のセリフのSEから、オープニングはホルストの"火星"を導入部分に用いたEyes Of The Worldだ。フル・オーケストラで聴くこの曲、何とも迫力がある。ミドル・パートまで進んだ辺りでいよいよジョー・リン・ターナーがステージに登場。より一層大きな拍手で迎えられる。それにしてもジョーさん、不自然に日焼けしてやいませんか?(笑)しかも、ブラック・スーツが今イチ似合ってないし(苦笑)。Vo.には些か粗さが感じられるが、元々ライヴではそういう人だけにあまり気にはならない。

 続く2曲目は"Catch The Rainbow"。後半部分は明らかにライヴ・バージョンでのアレンジだ。そしてこれはインストで演るということを事前に明言していた"Gates Of Babylon"のオーケストラが一体となって強弱をつけながら進んでいく様がなんともいえない。楽曲の骨格がしっかりしているからか、オーケストラ・アレンジにしても何の違和感も感じない。

 続く"Weiss Heim"は、もともとこの企画を考えたときに、真っ先に演奏したい楽曲だったという。元々がインストの、クラシカルなフレーズを散りばめた楽曲であるからして、オーケストラで演奏されると、一層楽曲に深みが出て、新たな生命を吹き込まれたみたいでとても感慨深い。これまたクラシカルな"Rainbow Eyes"に続く第1部ラストは故コージー・パウエルのドラム・ソロの際に使われたチャイコフスキーの"1812"。ホールの両サイドの壁に在りし日のコージーの姿が映し出される。残念ながら私はコージーのドラム・ソロを生で観ることができなかったのだけど(1989年にBLACK SABBATHで来日したときは、ドラム・ソロ自体なかった。これが私が唯一コージーを生で観た機会だった)、ライヴDVDなどで観る彼の姿のカッコよさには惚れ惚れとする。本当にロック界は惜しい人を亡くしたものだと思わずにはいられない。

 20分間の休憩を挟み、第2部はジョー・リン・ターナー在籍時の楽曲。まずはエルガーの"威風堂々"から始まり、またしてもドロシー少女のセリフのSE、そこから今度は"Somewhere Over The Rainbow"が演奏されて、そのまま"Spotlight Kid"に突入って、思い切りジョー在籍時のライヴのオープニングまんまやんけ!いや~、ここまで徹底してやってくれると思わずニヤリとしてしまいますな(笑)。もっとも、"Spotlight Kid"がオーケストラ・アレンジに合っていたかということになると、些か疑問が残るが。

 "Stone Cold"に続く"Can't Let You Go"のイントロ部分では、ステージ上方に設置されたパイプ・オルガンの荘厳な調べがなんとも耳に心地よい。この曲もオーケストラ・アレンジで聴きたいと思っていた楽曲だけにとても嬉しい。で、だ。その次の"Stranded"では、ジョーがサビの「Stranded!」の部分を観客に歌わせる。って、ロック・コンサートのノリになってきたな~。いいのかそれで(笑)。ま、私も他のお客さんと同様に大声で歌ってましたけど(笑)。そして、これまた導入部分をライヴ・バージョンのサビのイントロでアレンジした"I Surrender"で、本編は幕を閉じた。

 観客の盛大な拍手とスタンディング・オベーションの中、アンコール1曲目は"Maybe Next Time"。コンサート・マスター豊嶋さんの、もの哀しげなバイオリン・ソロが胸を打つ。このバイオリン・ソロだけでなく、楽曲全体のアレンジが胸に迫るものがあり、個人的にはこれが本日のハイライトだった。そんな余韻を残したまま、本当の今夜のラストとなる"Street Of Dreams"だ。RAINBOWの"裏ベスト・アルバム"というよりも、私的には後世まで残るHRアルバムの最高傑作の1枚である「BENT OUT OF SHAPE」収録曲の中でも"Can't Let You Go"と並んで大好きな1曲だけに、上手い具合にアレンジされたオーケストラのメロディー・ラインが心の琴線に触れる。演奏終了後の再度のスタンディング・オベーションといつまでも鳴り止まない盛大な拍手、そしてクラシック・ホールには似つかない(笑)割れんばかりの大歓声で、今夜のコンサートは大団円で幕を閉じた。

 今夜のコンサートを聴いて思ったのは、やはりリッチー・ブラックモアという人のメロディー・センスは抜群だということ。オーケストラ・アレンジにしてもほとんど違和感のないRAINBOWの楽曲の素晴らしさを再認識した。こうやって何らかの形でRAINBOWの楽曲が、これからも歌い継がれていくことを切に望む。

 また、ジョーのVo.であるが、先にも書いたように些か粗いように感じられたが、決してオーケストラの雰囲気を壊すことなく機能していたということで良しとしよう。RAINBOWの楽曲のオーケストラ・アレンジを聴くということだけでなく、ジョー・リン・ターナーによるRAINBOWの楽曲の再現というのも見所、聴き所のひとつであったわけだから。

 それにしても、指揮者の竹本さんの身体全体を使ったダイナミックな指揮者ぶりは、普段からこうなのか知らないけど、"ロック"やな~って思いましたです、ハイ(笑)。それと、ジョーが左手でマイクを持つと、相変わらず指が立ってるんですけど(爆)。  

SET LIST
01.Eyes Of The World
02.Catch The Rainbow
03.Gates Of Babylon(Instrumental Ver.)
04.Weiss Heim
05.Rainbow Eyes
06.Tchaikovsky From Overture"1812"op.49~to memory of Mr.Powell~
~intermission~
07.Elgar March"Pomp and Circumstance"No.1 op.39
08.Spotlight Kid
09.Stone Cold
10.Can't Let You Go
11.Stranded
12.I Surrender
Encore
13.Maybe Next Time
14.Street Of Dreams

 本日までのお買い物>五十嵐貴久 「交渉人」、「1985年の奇跡」、大沢在昌 「秋に墓標を」、東野圭吾 「赤い指」(以上書籍)
2006/08/04 疚しいのはお前だけじゃない
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 私の友人が主宰する演劇集団Ben-Croftの第10回公演「疚しいのはお前だけじゃない」が、今年は8/16~27、中野ザ・ポケットで上演される。

 今回は大衆演劇の世界をモチーフにした作品ということで、一体どんな世界が繰り広げられるのか、ちょっと想像がつかないのだけど、まずはその目で確かめないことにはお話にならない。なにせ、昨年、一昨年と諸般の事情で観に行くことが出来なかったので、彼からも「今年"こそ"は観に来るように!」と、キツ~く言われてるので(苦笑)。昔はブレイク前の大人計画などの小劇場をちょくちょく観に行っていたけど、最近なかなかそちらにまで手が回らなくなっていただけに、久し振りに舞台を観るっていうのも面白いだろうな~。なんたって、ライヴと同じで舞台も"生もの"ですから。

 そんなBen-CroftのHPはこちら
2006/08/01 "超割"って、マジ超安い
 10/6にZepp Sapporoで行われるアンジェラ・アキのライヴ、チケットを取ったはいいが、札幌までの足を確保しなけりゃどうしようもない。10/4に私の地元仙台でのライヴを観てから、翌5日又はライヴ当日の6日に仙台からそのまま札幌入りする計画を立てていたところ、なんと、10/1~10/5までの間、ANA全区間で"超割「スペシャル」"ってことで、全区間7,700円というバーゲン価格が導入されるということを知り、それなら札幌入りは5日だよねと予約申し込みをしたところ、無事にチケット確保。それと同時に帰りの便も"旅割"で安価で確保することが出来た。仙台→札幌、札幌→羽田合わせても羽田→札幌の片道分の正規運賃よりも安いって、いかに航空機の運賃が適正価格ではないかということを如実に表しているよな~。

 それと併せて札幌のホテルも2泊分予約完了。でも、よくよく考えてみると、仙台→札幌の"超割"と"旅割"との差額を考えたら、1泊分のホテル代の方が高いかも・・・(汗)。もっとも、当日札幌入りにして、"万が一"のことがあるといけないから、ま、いいか。てなわけで、これで準備万端、あとは有休取得できるかだけだな(滝汗)。