Once Bitten,Never Shy~言わずに死ねるか!~
日々の出来事言いたい放題。毒適量。
超極私的2006年BEST~音楽編~
 2006年も色々な音楽と出会うことができ、やっぱり映画よりも音楽に熱意が行ってしまっていたけど、そんな中であらためて2006年に出会った音楽から、これというものをチョイスしたいと思う。
ALBUM OF THE YEAR

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01.IRON MAIDEN/A MATTER OF LIFE AND DEATH
 2006年は新譜よりも旧譜を多く聴いていた感があり、絶対的なインパクトのあった作品となると数が限られてくるのだが、その中でもやはり何はなくともこの1枚だろう。アルバム全体を貫く精神性だけでなく、1曲1曲のクオリティも高く、聴けば聴くほどその深さを理解できる、そんな作品ではなかろうか。彼らはまだまだ未来へ向けて前進するバンドだということが確認できた作品だ。

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02.THUNDER/ROBERT JOHNSON'S TOMBSTONE
 数少ない伝統的ブリティッシュHRの体現者THUNDER。前作から1年という短いインターバルでリリースされたこのアルバムも、なんら変わることのない普遍的な魅力を持ったブリティッシュ・ロックを届けてくれている。ダニー・ボウズの艶のあるエモーショナルでソウルフルなVo.も、バンド全体のアンサンブルも文句なし。"Dirty Dreams"、"Last Man Standing"、"My Darkest Hour"、"It's All About You"を筆頭に、安心して身を委ねられる捨て曲なしの作品だ。このアルバムを引っ提げての再来日公演を望みます。国内盤も2/21リリース予定。ボートラ収録との噂もあるのでこれまた買わなきゃだわ。また、THUNDERの真の魅力はライヴにあり!ということで、1/24リリースのライヴDVD「THUNDER GO MAD IN JAPAN」も必携。

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03.Angela Aki/Home
 苦節10年、2006年ようやくブレイクを果たしたアンジェラ・アキの1stフル・アルバム。彼女が今まで歩んできた道程を語るかのようなピアノのイントロで始まりピアノのアウトロで終わる一種のストーリー・アルバム、コンセプト・アルバムともいうべき構成の、捨て曲なしの力作だ。今年は2ndアルバムをリリースしたいと語っているが、10年間の集大成、"貯金"を吐き出した2ndアルバムは、間違いなくアンジェラ・アキというミュージシャンの"今"を表現した真価を問われる1枚になるだろう。それでも、どんな状況にあっても決して軸のぶれることのない彼女であるからして、間違いなく我々の期待を満たしてくれる作品を発表してくれるものと大いに期待している。

 その他、ようやく日本デビューを果たした、1stと2ndからのカップリングという変則的構成のアルバムだが、楽曲の質、非常に伸びやかな歌声と、どれも文句なしの高品質のデルタ・グッドレムの「INNOCENT EYES」、これまた日本デビューを果たした80年代の煌びやかさといかがわしさが同居したWIG WAMの「HARD TO BE A ROCK'N'ROLLER」、「WIGWAMANIA」の2作品、これまた日本デビュー盤となった久々にアメリカの若手で正統的なHMを演るイキのいいバンドだと思ったAVENGED SEVENFOLDの「CITY OF EVIL」も面白かったが、全体的に見ると新譜は小粒だったかな。

 旧譜で掘り出し物だったのはアマンダ・マーシャルの3作品。特に"Let It Rain"のインパクトは強烈。これをデビュー当時からいち早くカバーしていた鬼束ちひろのセンスも抜群だ。あと、THE CORRSの「HOME」も、アイリッシュ・ミュージックへの回帰という点で非常に印象的だった。

SONG OF THE YEAR

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Angela Aki/This Love
 ホントはデルタ・グッドレムの新曲"Never Fades Away"にしようかと思ったんだけど、やっぱり2月のDuo Rockで初めて聴いて、一撃必殺のインパクトを放った"キラー・チューン"のこの曲に。メジャー・デビュー前に書き溜めた曲ではなく、メジャー・デビュー後に書いた楽曲ということで、彼女の才能の泉はまだまだ枯れないということを実証した名曲だ。

BRIGHTEST HOPE IN JAPAN

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Delta Goodrem

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WIG WAM

 両者とも既に本国では相当の地位を築いているので(特にデルタはスーパー・スター)反則かもしれないが、あくまでも2006年に日本デビューを果たした"IN JAPAN"ということで(笑)。

 デルタ・グッドレムは、「INNOCENT EYES」に2曲収められている新曲も高品質で、心の琴線に触れる"Never Fades Away"が特にいい。フルスケールでの来日公演を切に願う。WIG WAMは2月の来日公演で、きっとライヴの本質は"Fun"とばかりに楽しいパフォーマンスを繰り広げてくれるだろうと期待している。

LIVE PERFORMANCE IN JAPAN

IRON MAIDEN(2006/10/25@日本武道館)
 「A MATTER OF LIFE AND DEATH」全曲演奏という、"今"を生きるHMバンドとしての心意気を示したIRON MAIDENの、約20年ぶりの武道館公演しか考えられない。観客の集中力、一体感ももの凄く、"Fear Of The Dark"の大地を揺るがすかのような大合唱が生み出す感動は、筆舌に尽くし難い。

 他にも1月のDREAM THEATER、2月のTHUNDER(とにかく楽しかった)、4月のBON JOVI、5月のアンジェラ・アキ、10月のフィオナ・アップルなど、素晴らしいライヴがありました。なお、"裏BEST"は、8月の三人の侍です(笑)。でも、あれはマジでプロフェッショナルなパフォーマンスでしたよ。

VOCALIST OF THE YEAR

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Fiona Apple
 10月の来日公演におけるフィオナのアグレッシブなパフォーマンスは、まるで生命を削るかのような鬼気迫るものであった。何だかモノ凄いものを観てしまったような、圧倒的なインパクト。アンジェラ・アキもフィオナのパフォーマンスを観たわけだが、そこからどうインスパイアされ、今後の活動に活かしていくのか、大いに興味がそそられる。

PRODUCER OF THE YEAR

松岡モトキ
 アンジェラ・アキのファンでこの名前を知らない人がいたら、それはもう"モグリ"だとしか言いようがない。松岡さんは、アンジェラ・アキ躍進の一番の立役者、アンジェラ・アキの"音楽"の一番の理解者である。松岡さんとの出会いがなかったら、アンジェラがここまで来れたかどうか分からないと私など思っている。それだけ松岡さんの果たした役割は大きかったのである。特に「Home」におけるライヴ感溢れる音作り、"歌を殺さないピアノのあり方というのを意識"して、ピアノとボーカルとを同時に録音したというその手腕には、ただただ感嘆するのみである。最近のアンジェラの活動からは松岡さんの影がどうも感じられないのが非常に残念なのであるが、近い将来、またふたりのコンビが復活することを心から願っている。そして、また同じステージに立ってもらいたい。ジョー・リン・ターナーの隣にはリッチー・ブラックモアがいて欲しいのと同じで、アンジェラ・アキの隣には松岡モトキがいて欲しいのだから。って、前に書いたのと同じネタでスイマセン(汗)。

 さて2007年は、どのような年になるか。演じ手としてのミュージシャンがプロフェッショナルな活動をするのなら、聴き手としての我々ファンも、プロフェッショナルで真摯な態度で音楽に接し、一層成熟したリスナーにならなければならないだろう。私もそうした気持ちを忘れずに、音楽に接していきたいと思う。
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コメント
この記事へのコメント
遂に発表ですね!
あら!アルバム2位が変わったような(笑)。THUNDERですか。相変わらず渋いロックを頑張っているんですね。
私の方も近日公開予定です。ちなみにアルバム部門は、BONEさんのと同じアルバムが何枚か出てきます(笑)。私の1位はやや反則気味ですが、BONEさんにも必ずや納得していただけるものと思っております!
2007/01/10(水) 01:28:45 | URL | GTL #9DD8ZWDM[ 編集]
深く突っ込まないでくださいね(笑)
☆GTLさん☆

あ、バレましたか?>2位(汗)。THUNDERは、来月国内盤が出るので2007年回しにしようかとも思ったのですが、やっぱり来年まで引き伸ばすのも勿体無い作品に仕上がっていましたので。

そちらの方もどうも大変なことになっているみたいですので、落ち着かれましたら、お聞かせいただけると嬉しく思います。
2007/01/12(金) 23:13:12 | URL | mista-bone #8/MAAvuo[ 編集]
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2007/01/14(日) 23:53:09) | Rainbow in the Moonlight